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第四十二回通常総会開催

令和四年五月二十四日(火)群馬ロイヤルホテルにおいて、第四十二回通常総会を感染拡大防止の観点から規模を縮小して開催し、滞りなく終了する事が出来ました。

 開会に当たり、久保田理事長が「新型コロナウイルス対策として昨年から引き続き、規模を縮小しての開催となった。業界を取り巻く情勢は、働き方改革として週休二日制、現場環境の改善、これからの業界を担う若手技術者の確保・育成等が求められている。また交通安全対策の重要性を提言し、工事予算の増額や安定的な事業量の確保などを要望する」と述べました。

そして事業計画として

◇社会貢献事業の実施(道路標識・道路反射鏡の清掃・点検業務)

◇県主催イベント事業である「ぐんま道路フェア」への参加

◇災害時における支援に関する協定の継続

◇講習会・研修会・研究会の開催による技術の研鑽

◇専門事業技術者の養成と資格取得

◇入札制度と管理制度

◇行政機関・関連団体との連携と提案活動の推進

◇教育情報事業による各部会の活性化

◇組合員に対する福利厚生事業、

等に取り組むことが盛り込まれています。

 その後の議事においては、令和三年度事業報告書並びに収支決算報告、令和四年度事業計画並びに予算案等の、第一号議案から第五号議案全てが滞りなく承認されました。

 




社会貢献事業

 地域貢献活動として、令和四年度第一回目の標識・反射鏡等の清掃活動を7月6日・7日の2日間にわたり実施しました。今年は前橋地区、安中地区、富岡地区の三地区(土木事務所管内)で行いました。前橋地区では五,六一五か所、安中地区では二,七四五か所、富岡地区では四,五〇九か所(合計一二,八六九か所)の道路標識、道路反射鏡等の清掃、点検、角度調整を組合員で行いました。
 例年初日に出発式を執り行っておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、昨年同様に各班一斉に作業現場に向かい清掃活動を行いました。作業中確認した、破損や老朽化により危険なものや、視認性の低下しているものについて点検調書として取り纏め、道路管理者及び交通管理者の皆様に報告しました。
 今後も群交協の社会貢献事業としまして、継続してまいりますので、関係者皆様のご理解ご指導をお願いするとともに、引き続きご協力をお願い致します




交通安全施設研究会

 令和四年十月二十五日(火)前橋問屋センター会館において、組合員及び賛助会員のほか、各関係官庁職員の皆様をお迎えして「第二十九回交通安全施設研究会」を開催致しました。

 冒頭に、当組合の久保田理事長が「当組合も交通安全施設の専門業者として、知識や技能の研鑽を積み、交通安全県群馬の確立に向けた一翼を担っていきたい」と挨拶・決意を述べました。

 その後に講演へと移り、まず群馬県警察本部交通部交通規制課の石川大哉課長補佐から県内の交通事故発生状況の推移より交通実態を踏まえた交通環境の整備について講演して頂きました。次に全標協路面標示委員会の石井和夫委員長からAI技術を活用した道路区画線診断システムや全国の交通事故データを地図上で可視化できる『e-坊図』などの紹介をして頂きました。日之出水道機器北関東支店の青井哲平道路/橋梁担当マネージャーから、省スペース基礎で施工が容易なヒノダクパイルS、またそれに伴い耐衝撃性ボラードなどの施工実績を踏まえて講演して頂きました。

 これからも引き続き、県民の安全安心を守る交通安全施設業協同組合として、情報共有を図り、技術向上を心掛けて邁進して参ります。




ぐんま道路フェア

令和四年八月二十一日(日)に前橋市の敷島公園ばら園駐車場にて、「ぐんま道路フェア2022」が開催されました。当フェアは三年ぶりの開催となり、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、事前予約による入場制限をかけての開催となりました。

該フェアは、群馬県県土整備部の主催で、道路ふれあい月間における取り組みの一環であり、道路を利用する方々に道路の役割や重要性を改めて認識して頂き、道路の正しい利用の啓発や道路政策の発信等を、実際にふれ合い、体験しながら学べるイベントです。

当組合は、交通安全の標語と可愛いイラストが入った交通安全のぬり絵を子供達に塗ってもらいました。その隣では大型案内標識の展示を行い、触れてもらいながら説明をさせて頂きました。近くで見てその大きさに皆さん驚いていたようです。

入場制限があるなか、たくさんの皆様にご来場頂き、私達の仕事である交通安全の大切さに興味を持って頂けたと思います。




【佐藤基金への寄附】

 令和四年十二月二日(金)、交通事故により扶養者を失った子どもたちへ奨学手当などの給付を行う佐藤交通遺児福祉基金に十八万七千五百九十五円を寄付させて頂きました。

 寄付金の受贈式は県庁で行われ、久保田理事長から川端宏充常務理事(県道路管理課交通安全対策室長)に寄付金を手渡し、感謝状が贈呈されました。組合側からは久保田理事長のほか近藤青年部理事、須田青年部会長、須藤常務理事が出席しました。

 川端常務理事は「交通遺児となった子供達が健やかに生長してゆけるよう、今後も支えていくので、引き続きご支援を賜りたい」と述べられました。

 当組合では毎年恒例のつり大会で寄付を呼び掛け、募金及び模擬店の売上を寄付させて頂いておりました。本年は、新型コロナウイルス感染症の影響によりつり大会は開催が中止となったので組合内に募金箱を設置し、寄付を受付けました。




2023理事長 新年挨拶

明けましておめでとうございます。

令和五年の新春を迎え謹んで新年のご挨拶を申し上げます。また、組合員の皆様には日頃より組合事業運営に対しまして、深いご協力と温かいご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。

新型コロナウィルス感染症も三年目となりました。こうした中、私たちの日々の生活を維持するために不可欠な仕事に従事されている、『エッセンシャルワーカ―』の方々に対しまして、心から敬意と感謝を申し上げます。 

昨年も、感染防止対策の観点から組合活動の一部制限を余儀なくされましたが、【自民党政調懇談会】、【県との意見交換会】、【県警本部交通規制課との交通安全施設施工に関する連絡会議】等、対面会議にて当組合の重点要望、管理者からの叱咤激励、交通安全実施計画など意見交換が叶い貴重な時間を頂きました。

当組合は、県民の安全と安心を希求する観点から社会資本整備、交通安全施設に係る事業を中心に道路行政の施策に側面からご協力をさせて頂いております。県警本部交通規制課担当者様から工事施工に係る厳しいご指摘ご意見を頂く一幕もございました。それもこれも『相互信頼関係をより良い形』にと事態を重く受け止め会員一丸となり技術の向上に努めてまいります。『道路利用者の皆様に喜んでいただき、社会貢献に繋がれば結果として事業が発展する』という商売の基本に立ち返り、顧客ニーズと多様化高度化する社会課題を的確にとらえ、地域社会がより快適な環境となる様、なお一層の努力と研鑽を続けたいと存じます。             

結びに建設業が希望に満ち溢れ会員企業が益々のご発展を遂げられるように皆様と共に歩んでまいりたいと存じます。本年も変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げ新年のご挨拶と致します。

令和五年一月一日             

群馬県交通安全施設協同組合 久保田雅之              




新年知事あいさつ

明けまして、おめでとうございます。

群馬県交通安全施設業協同組合の皆様には、健やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。併せて、新型コロナウイルス感染症との戦いの最前線で頑張っていただいている医療関係者の皆様、感染防止対策にご理解、ご協力をいただいている全ての県民の皆様に、深く感謝を申し上げます。

前年に引き続き、昨年も「新型コロナの抑え込み」と「経済の回復」に全力を注いだ1年でした。同時に、アフターコロナ時代を見据え、新たな富やイノベーションを生み出す政策にも、果敢に取り組みました。

日本の温泉文化をユネスコの無形文化遺産に登録する運動に関しては、全国有数の温泉王国である群馬県が中核となって、与党の国会議員連盟や、知事の会を発足させました。遺産登録に向けた強力な推進体制を整えることが出来たと考えています。

加えて、群馬県が、他県より一歩進んだ「DXの推進」や「災害レジリエンスの強化」を打ち出し、次々と政策を実行していることで、本県の存在感や評価は、大きく高まったと感じています。実際、2つの大手企業が群馬県への本社機能の移転を決めました。知事として、こうした動きをとても力強く感じています。

4月には、Gメッセ群馬において、初めて誘致に成功した重要な国際会議「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」が開催される予定です。群馬県が目指す「デジタル技術による地域課題解決」の推進に大きく弾みをつけると共に、群馬の魅力を世界に向けてアピールする絶好の機会にしたいと考えています。

本年も、群馬県が未来ビジョンとして掲げた「誰一人取り残さず、誰もが幸福を実感できる自立分散型の社会の実現」を目指し、知事である私が自ら先頭に立ち、邁進していく決意です。

令和5年1月1日

群馬県知事  山本 一太




部門別計画

(1)標示部会

   ①専門工事業者として、更なる分離発注を引き続き要望していきます。
       ②職業能力開発協会の路面標示技能検定の実施に協力します。

       ③専門部会として、会員の施工技術・安全対策・安全衛生等の専門技術力の向上を図る

    ため、各種勉強会を実施します。

   ④ガラスビーズの共同購入を推進します。

  

 (2)標識部会
   ①専門工事業者として道路標識工事等の分離発注を引き続き要望していきます。
       ②一部のバイパスや高規格道路等で導入いただいている広角プリズム反射標識板につき、 

    標識の視認性の向上のため、より多く導入されるよう引き続き提案を行ってまいりま 

    す。

     ③清掃活動・調査等の社会貢献活動を、新型コロナウイルス感染防止対策を行ったうえ

    で、引き続き実施します。(清掃活動7月/高崎・藤岡・伊勢崎、調査11月/前橋・  

    安中・富岡)

       ④専門工事業者として施工技術・能力の向上を目的とした研修会を、オンライン開催も 

    視野に入れて行います。

(3)防護柵部会
     ①専門工事業者として、新設橋梁の高欄・橋梁長寿命化対策の高欄補修等の分離発注を

            引き続き要望していきます。

       ②防護柵については、老朽化又は設置基準を充たしていない既設防護柵・転落防止柵等

    の交換更新の要望を行っていきます。

         ③群馬県における県土整備分野の最上位計画である(ぐんま・県土整備プラン2020)

    の施策である、公共交通網の整備・維持、自転車交通網の整備、歩行者・自転車の安 

    全な移動空間の整備のプランに基づき、地域特性に応じた景観配慮はもとより、より

    安全性の高い高欄及び防護柵を積極的に提案するとともに、新技術製品の活用も視野

    に入れ、事業量の拡大を目指します。

     

(4)青年部会
     ①広報活動として、群交協だより第79号、第80号を発行します。
       ②福利厚生事業の一環として、第29回  釣り大会を開催します。
       ③群馬県主催の「ぐんま道路フェア」に参加致します。
       ④群馬県主催の「土木の日」に参加します。

   ⑤群馬県中小企業団体青年協議会の行事に積極的に参加し、情報を吸収発信します。




事業計画

令 和 3 年 度  事 業 計 画

 自 令和 3 年 4 月 1  日  至 令和 4 年 3 月 31 日

1.はじめに

 2021年1月以降、世界的な新型コロナウィルスの感染拡大によって私たちの生活は大きく変化しました。従来の常識はコロナ禍においては通用せず生活は勿論のこと仕事の場でも感染対策・安全を確保しながら日常を送っていくことが必須となりました。

 世界3位の日本経済は、昨年4~6月期 新型コロナウィルスのパンデミックで国内消費や輸出に大打撃を与え、戦後最悪となる落ち込みを記録し、県内に本社や主要拠点を置く上場企業35社の2021年3月期決算も約7割にあたる25社が前期から売上高を減らし厳しい経済環境が浮き彫りとなりました。

 そうした中、山本知事は、2021年度一般会計当初予算を前年度比2.7%増の7,650億円とし、『新型コロナウィルス対策を最優先課題』と強調し、制度融資が特別会計に移管された2008年以降で最大規模の予算となりましたが、公共事業費は前年度比6.5%減の754億円に抑制されました。

 このようなことが我々業界の逆風となってはなりません。予算縮減の中でも知恵を出し合いまだまだ出来ることを探り出して行かなければならないと思います。

  今後も地域の『安全・安心』の守り手としての自覚を持ち関係機関と連携して地域発展の礎や地域の『安全・安心』の確保に必要な社会資本整備の着実な推進に努めなければなりません。

  我々の組合が将来にわたって、その役割を果たしていくためには、経営基盤の強化、経営の安定化を図っていくことが何よりも重要であり、安定かつ継続的に事業費を確保することは基より、公共事業における適正な価格設定により適正な利潤を確保していく必要があります。

 交通弱者を交通事故から守り、地域社会に貢献するとともに、行政からのニーズに品質の高い仕事でお応えし、信頼を得る群馬県交通安全施設業協同組合としてさらに発展しなければならないと思います。

  社会貢献事業の実施、分離発注の推進、事業予算の拡充と担い手である技術者・技能者の確保、育成・技術、知識のレベルの向上を継続して図っていかなければなりません。

 諸先輩が汗を流し築き上げた群交協を我々も微力ながら精一杯の汗をかき、意義ある組合活動を継承し、以下の事業計画を実施する所存であります。

 組合員各位のご支援ご協力をお願い申し上げます。




佐藤交通遺児福祉基金の創立50周年感謝状贈呈式が開かれました。

令和3年12月8日(水)、交通事故により扶養者を失った子どもたちへ奨学手当などの給付を行う佐藤交通遺児福祉基金の創立50周年感謝状贈呈式が開かれました。当組合は長年にわたり寄付を続ける団体として、清水昭芳理事長より感謝状を拝受しました。また、令和3年12月13日(月)に改めて、19,2840円を寄付させて頂きました。寄付金の受贈式は県庁昭和庁舎で行われ、久保田理事長から木内弘二常務理事に寄付金を手渡し、木内常務理事から感謝状をいただきました。木内常務理事から「遺児となった子どもたちが健やかに成長してゆけるよう、今後も支えてゆくので、引き続きご支援を賜りたい」とのお話をいただ
きました。当組合では毎年恒例のつり大会で寄付を呼び掛け、募金及び模擬店の売上を寄付させて頂いておりました。本年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、つり大会は中止となりましたが、組合内に募金
箱を設置し、寄付を受付けました。今後も、できる限り子どもたちのために寄付を継続してまいりたいと思います。